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免疫とは?
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[その1]
免疫とは、自分自身のものか(自己)、自分以外のものか(非自己=異物)を識別し、体をいつも健康な状態に保とうとしている自己防衛力と自然治癒力のことです。

その役割はおもに次の2つです。

1.外部から細菌やウイルスなどが体に入ってきた時には、免疫細胞がそれら「異物」と戦い、体を健康な状態に戻そうとします。

2.腫瘍の細胞など体の内部で生じる”身内の反乱者”を常に監視し、「異常」を見つけ出し、同時にそれらの動きを小さなうちに鎮圧して体の安定(恒常性=ホメオスタシス)を維持します。
 
■免疫機能はおもに免疫細胞とサイトカインによって実行されます
免疫機能はおもに免疫細胞とサイトカインによって実行されます体の健康を守っている免疫機構は非常に複雑なシステムですが、実際に「前線」で働いているものはおもに免疫細胞と(*)サイトカインと呼ばれる活性物質です。

免疫細胞はおもに骨髄の幹細胞から作られ、血液を通して全身のすみずみまで行きわたっています。

免疫細胞は種類が多く、それぞれ役割を分担しながら共同で働いています。
その中でも腫瘍と戦う上で特に重要なのが上記の表のような白血球に含まれている免疫細胞です。
(*)サイトカイン
  サイトカインは免疫細胞から分泌される活性物質で、おもに2つの役割があります。
  1つは免疫細胞間の情報伝達をして互いの活性化を促して戦闘能力を高めることです。
  もう1つは細菌、ウイルスや腫瘍の細胞などを直接攻撃することです。
マクロファージ 貧食細胞(大食細胞)とも呼ばれています。前進をパトロールし、外敵(細菌、ウイルスなど)、あるいは腫瘍の細胞などを見つけると、
自ら活性物質を分泌して他の免疫細胞に知らせると同時に、細菌、ウイルス、腫瘍の細胞などを、自分の細胞内に取り込んで食べてしまいます。
ヘルパーT細胞 免疫系のいわば「司令官」です。マクロファージからの情報を受けて、他の免疫細胞(ナチュラルキラー細胞、キラーT細胞、B細胞など)を活性化して、戦闘員を動員し、攻撃を指令します。
キラーT細胞 免疫系の「特殊部隊」で、ヘルパーT細胞の命令を受け、細胞の数を増やして、腫瘍の細胞に「特殊な毒」を吹き込みます。その毒が文字通りのキラー(殺し屋)で、腫瘍の細胞をアポトーシス(自殺)させます。
ナチュラルキラーT細胞 攻撃力が強い「ミサイル部隊」で、サイトカインによって活性化されると、腫瘍の細胞にどんどんミサイルを撃ち込んで腫瘍の細胞を壊滅させます。
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